米沢の歴史を語るときこの方を語らずには始まらない。
「米沢藩九代藩主・上杉治憲」のちの「上杉鷹山公」である。
彼は現在「口蹄疫」が発生し畜産業に大打撃を与えた宮崎県の高鍋藩から
10歳の時米沢藩八代藩主・上杉重定の養子となった。
その頃「米沢藩」は多大な借金財政で幕府へ領地返上を考えていた。
しかし、鷹山公は自ら「一汁一菜」を実行するなど血のにじむような財政改革を行い
米沢藩再生のきっかけを作り立て直したということで有名である。
あまりにも有名な「上杉鷹山公」の座右の銘である。
また、アメリカ合衆国大統領第35代ジョン・エフ・ケネディや第42代ビル・クリントンが、
日本人の政治家の中で一番尊敬している人物として「上杉鷹山公」を挙げたとして
話題になった事がある。
米沢のすべての小学校体育館には「上杉謙信」と「上杉鷹山」の肖像画が掲額されている。
米沢市民にとって「二人の教え」は小さい時からの心のよりどころなのである。